View39アレルギー検査
当院では、View39アレルギー検査を導入し、一度の検査で39種類のアレルゲンを調べることができます。この検査は、花粉症、鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどの原因となるアレルゲンを網羅的に特定できるため、アレルギー症状に悩まされている方に適した検査です。
対象となるアレルゲンは、ダニ、スギ、ペット(犬・猫)、食物(卵、牛乳、小麦、ナッツ類、果物)、カビなどです。アレルギー反応があるかどうかを知ることで、日常生活の対策や治療方針を立てるための重要な手がかりとなります。アレルギーの症状が続いているものの原因が特定できていない方や、複数のアレルゲンに対する検査を希望される方におすすめの検査です。
20分で分かる
アレルギー検査(8項目)
より簡単で迅速なアレルギー検査を希望される方には、指先からの微量採血で20分以内に結果が分かる「8項目アレルギー検査」を提供しています。この検査では、特に日常生活で吸い込む可能性の高いアレルゲンに焦点を当てており、スギ、ヨモギ、カモガヤ、ブタクサなどの花粉や、ダニ、ゴキブリ、ネコ皮屑、イヌ皮屑といったハウスダスト系アレルゲンを調べることができます。
測定可能な8項目
- ハウスダスト系
ヤケヒョウヒダニ、ネコ皮屑、イヌ皮屑、ゴキブリ - 花粉系
スギ、カモガヤ、ヨモギ、ブタクサ
検査内容
- 指先からの微量な採血で、8項目の特異的IgEを測定します。
- 検査結果は約20分で判明し、その日のうちに確認が可能です。
- 針を使用する採血に比べて痛みが少なく、負担の少ない検査方法です。
- 健康保険が適用されるため、費用は約3,000~4,000円となります。
- 小さなお子様でも受けられる検査で、安全性が高いのが特徴です。
このような方は、
この検査がおすすめです。
- できるだけ早くアレルギーの検査結果を知りたい方
- 仕事や学校が忙しく、何度も通院するのが難しい方
- 注射が苦手で、通常の採血に抵抗がある方
- 小さなお子様にアレルギーがあるかどうかを調べたい保護者の方
- これまでに一度もアレルギー検査を受けたことがなく、自分のアレルギーの有無を確認したい方
- アレルギー症状があるが、具体的に何に反応しているのかわからない方
光線療法
光線療法は、紫外線の持つ「免疫機能を調整する作用」を活用した治療法です。皮膚症状に対して効果のある特定の波長(中波紫外線)を発生させる特殊なランプを用い、皮膚に直接照射することで治療を行います。
この治療法は、アトピー性皮膚炎、乾癬、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、円形脱毛症など、さまざまな皮膚疾患に対して有効とされています。また、類乾癬や慢性苔癬状粃糠疹、菌状息肉症(皮膚悪性リンパ腫)といった疾患にも適用されることがあり、特に従来の塗り薬や飲み薬だけでは改善が難しい頑固なしつこいかゆみに対して、高い治療効果が期待できます。
紫外線を使用する治療法ではありますが、光線療法に用いるのは、治療効果が高く、体への影響が少ない特定の波長のみを選択しているため、一般的な紫外線暴露に比べて副作用のリスクがほとんどありません。そのため、長期的に安心して受けられる治療法として、多くの患者さんに選ばれています。
皮膚症状や治療の目的に応じた最適な機器を選択し、それぞれの患者さんに合った照射方法を提案することが可能です。
※症状や患部の大きさ、部位などに合わせて、塗り薬や飲み薬などと併用することもあります。
超音波検査
超音波検査は、皮膚の上にジェルを塗り、小型のプローブを当てることで音波の反射を利用して体内の状態を画像化する検査方法です。この検査は痛みがなく、短時間で終了するため、患者さんにとって負担が少ないのが特徴です。皮膚の表面からは見えないしこりの大きさや深さ、性質を詳細に観察できるほか、静脈瘤の有無や進行度も確認することが可能です。検査結果をもとに、すぐに治療が必要なケースと経過観察で問題ないケースを見極め、最適な診療方針をご提案します。
Qスイッチルビーレーザー治療
Qスイッチルビーレーザーは、波長694nmのルビーレーザーを用いて、メラニンをターゲットにして破壊する治療法です。シミやあざなどの色素性病変に対して非常に効果が高く、特に老人性色素斑やそばかす、太田母斑などの治療に適しています。美容目的のシミ治療では1回の照射で完了することが多く、あざの治療では複数回の施術が必要になることもあります。太田母斑、扁平母斑、異所性蒙古斑、外傷性刺青などの特定の疾患は保険診療の適用となるため、気になる症状がある方は一度ご相談ください。
炭酸ガスレーザー治療
炭酸ガスレーザーは、ほくろやいぼ、盛り上がったシミの除去に適した治療法です。メスを使わず、レーザーの熱エネルギーを利用して病変部位を蒸散させるため、出血が少なく、施術後の傷跡が目立ちにくいのが特徴です。特に顔や首など目立つ部分のほくろやいぼに悩まれている方には、自然な仕上がりが期待できる治療法としておすすめです。
顕微鏡検査
顕微鏡検査は、水虫(白癬菌)やカンジダなどの真菌感染の診断、さらにはニキビダニや疥癬(ヒゼンダニ)など皮膚寄生虫の検査に用いられます。当院ではデジタルカメラを顕微鏡に接続し、患者さんにも画像を確認していただくことも可能です。丁寧に症状をご説明いたしますので、治療の必要性や適切な対策を患者さんご自身で理解しやすくなります。
ダーモスコピー
ダーモスコピーは、皮膚の病変を拡大して観察できる特殊な診断機器であり、皮膚科診療において重要な役割を果たします。通常、肉眼で観察する際には角層の反射光によって表面しか確認できませんが、ダーモスコピーを使用することで、皮膚の奥深くまで詳細に観察することが可能となります。
ダーモスコピー検査が有効な症状
特にダーモスコピーが有効なのは、ホクロと悪性黒色腫(メラノーマ)の鑑別診断です。ほかにも、基底細胞癌やボーエン病、日光角化症などの皮膚がんの早期発見に役立ちます。また、シミや脂漏性角化症(老人性イボ)の診断にも活用され、美容皮膚科領域でも有効です。例えば、ホクロの除去を希望して来院された患者さんの病変をダーモスコピーで詳しく観察した結果、基底細胞癌であることが判明したケースもあります。
また、疥癬の診断にもダーモスコピーが有用です。ヒゼンダニが皮膚に寄生することで発症するこの疾患では、ダーモスコピーを用いることでダニの潜伏場所や活動の痕跡を詳細に把握することができます。さらに、円形脱毛症の診断では、髪の毛が細くなり抜ける特徴的な変化(漸減毛)や炎症の状態を観察できるため、治療方針をより適切に決定することが可能となります。